虫の写真が苦手な人は読み進めるの注意。
ジャガイモの害虫対策に使える農薬をいち早く知りたい方はこちら>>ジャガイモの殺虫剤をご覧ください。
ジャガイモ栽培も後半に差しかかり、後は葉が黄色くなって枯れるのを待つばかりだったのですが、5月に入ってから葉にやたらと虫食いが見つかりはじめました。
ジャガイモの可食部は地下にあるので、葉や茎に虫がよってもそれほど気にしなくてOK!と思っていたのですが、やはり初期の段階から手を打つべきだったと反省。
光合成の阻害はジャガイモの肥大に影響するため、いざ虫食いの主たちと戦うことを決意しました。
今回ジャガイモの葉に穴をあけていた犯人は、ニジュウヤホシテントウとヨトウムシの幼虫。
ジャガイモ栽培では有名な害虫です。
ジャガイモ栽培の後半に注意したい害虫トップ2
ニジュウヤホシテントウ|そのテントウムシ…害虫です

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ニジュウヤホシテントウ。テントウムシだから益虫かと思いきや、ニジュウヤホシテントウはナス科の植物の葉を食べる害虫です。
まったく知らなかったですし、味方だと思っていました。
ニジュウヤホシテントウ(二十八星天道虫)と名前にある通り、背中には黒の星をイメージした斑点がいくつもあり、体全体がフサフサしています。
テントウムシにも肉食と草食がいるらしく、ニジュウヤホシテントウはまさに植物を好んで食べる草食の害虫。
アブラムシなどを食べてくれるテントウムシは、ナナホシテントウやナミテントウムシといった種類になります。
見分け方としては、益虫のテントウムシは体テッカテカ、害虫のテントウムシは体フッサフサしてると覚えておけば、区別しやすいでしょう。
ヨトウムシ|葉っぱ食べ過ぎの大食漢

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ヨトウムシは農作物を幅広く食い荒らす、農家の宿敵です。
いままでキャベツ栽培にてヨトウムシとは戦ってきた経験がありますが、ジャガイモでも相まみえることになるとは思いませんでした。
ヨトウムシは体が大きくなるのが早く、その食欲の旺盛さは部活盛りの中学〜高校生の男子並です。
1日〜2日も放っておいたらジャガイモの葉っぱはなくなるでしょう。
見つけたらすぐ捕殺するしかありません。
当然、農薬を用いるのも適切な処置です。
ジャガイモの害虫対策に使える農薬|これは“殺虫剤”です
スミチオン乳剤:ニジュウヤホシテントウ
オルトラン水和剤:ヨトウムシ
ジャガイモの害虫は上記の2つの農薬で対処できます。
価格はそれぞれ1,000円未満で購入でき、他の作物にも適用を持つので、備えておいても損しない農薬たちです。
農薬を使う場合は必ず適用があるかをチェックしてから使用するのがルールです。病害虫の症状にあわせて、適宜活用してみてください。

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