第29回:栄養の宝庫!?【アレッタ】ブロッコリーとケールのいいとこ取りの新品種

第29回 アレッタについて アイキャッチ

アレッタというブロッコリーとケールを掛け合わせて作られた品種をご存知でしょうか?

ボクは正直ホームセンターで苗を見かけるまで知るよしもなかった品種です。

そしてこのアレッタ、どうやら栄養価の高い野菜として知られているブロッコリーとケールのいいとこ取りした新品種とのこと

ちなみにアレッタを開発したのは三重県津市にある「株式会社ナコス」。

苗から育てて無事収穫まで至ったので、アレッタのことについて紹介します。

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アレッタの特徴:ケールに代わる栄養の王様!かもしれない

アレッタの生育ようす

アレッタは栄養価が高いブロッコリーとケールを掛け合わせて誕生した品種です。

市場に出たのは2011年ごろ。

アレッタの味はケールのような苦みはなく、可食部の茎ではほのかな甘味を感じられます

ブロッコリーの茎の部分もほのかに野菜の甘みを感じますよね。

栄養価について分かっていることは、アレッタの蕾にはブロッコリーの約3倍ものカロテンとビタミンKが含まれているとのこと。

カロテンは体内でビタミンAに変わり、目や皮膚の健康を保ち、体の成長を助けます。
ビタミンKは丈夫な骨を作るのに役立ちます。

アレッタ100gあたりに含まれる栄養成分は以下の表です。

ビタミンK297ug
ビタミンC162mg
レチノール266ug
カロテン3190ug
パントテン酸0.73mg
ナイアシン1.35mg
葉酸190ug

引用:e-taneya「特集:ブロッコリー×ケールの新野菜 アレッタ」

アレッタに含まれる栄養成分は、肌や髪の健康を保つことや、貧血予防など女性や子どもにうれしい栄養が充実しています。

そしてアレッタは生で食べることも可能で、蒸したり炒めたりしてもおいしく食べられます。

ただアレッタは誕生してから10年以上経ちますが、あまり表立った野菜ではありません。その代わり付加価値を高められる野菜として、計画して栽培に乗り出せば、農家の収益を高める品目にもなりえる可能性を秘めています。

アレッタの収穫適期を見逃すな

花芽がでてしまったアレッタ

アレッタの苗を買って育ててみた所感、「収穫タイミングを見逃すな!」に尽きるかと思います。

中心部の花蕾が500円玉サイズになれば収穫していいとのこと

それから脇芽も様子見ながら収穫できるとのこと。

ブロッコリーのように育てて収穫すると勝手に思いこんでいたことから、収穫適期をすっかり逃してしまい、花咲くところまできてしまいました(笑)。

これからアレッタを作るのを考えている人は、しっかり下調べしてから着手しましょう。食べ時を逃しては家庭菜園している醍醐味も半減してしまいます。

アレッタの可能性

収穫遅れのアレッタ

先の見出しでもお伝えしたとおり、アレッタの認知度は世間一般でみても低いです。

だからこそ一度栽培してみる価値はあるかもしれません。

普段スーパーで売られていない品種を栽培できるのが家庭菜園のメリットです。

そしてアレッタを育てる際の知見は、農業界にとっても貴重な意見となります。

ホームセンターなどでアレッタの苗を見かけた際は、購入を検討してみてください。

 

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