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農作業におすすめのイヤホンは?
汗水に濡れても壊れないイヤホンはある?
農作業はシーズンごとによってやることは変わる反面、単調な作業が多いことも事実です。それゆえにモチベーションを保つのが難しく、効率が落ちてしまうこともあるでしょう。
農作業の負担軽減から業務効率を向上させるアイテムとしておすすめしたいのが、イヤホンです。
イヤホンを着けて、あなたのお気に入りの音楽やポッドキャスト、ラジオを聞きながらの農作業は、一種の楽しみになるかもしれません。
ただ農作業に使うイヤホンはテキトーに選んでしまうと、あまりよくない製品を選んでしまう恐れがあります。
本記事ではあなたのムダな支出を防ぎ、損させないためにも、農業の現場に適したイヤホンだけを紹介します。

農作業に最適なイヤホンが見つかるので、チェックしてみてください。
- イヤホンは農業に必須アイテム
- 単調な作業の負担を軽減してくれる
- 手袋外さず通話できる
- 防水性能の有無は必ずチェックする
- 5,000円台ならAnker Soundcore Liberty Neo2
- 価格と性能ならAnker Soundcore Liberty4


ライター:相馬はじめ
- 農業法人に8年間勤務
- 現場リーダー、SNS運用担当
- 得意な作物:キャベツ・白菜・じゃがいも・米・麦・そば
農作業におすすめイヤホン5選|現場リーダーが愛用したイヤホンも紹介
ここでは農作業に適したおすすめイヤホンを5つ紹介します。
Anker Soundcore Liberty4|文句なしの使いやすさ


定価 | 14,990円 |
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再生時間 | 9時間 |
重さ | 片耳6g |
防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | 有 |
- 2020年代で価格と性能に優れたイヤホン
- 片手でラクに取り出せるスライド充電ケース
- ウルトラノイズキャンセリング2.0であらゆる騒音もカット
Anker Soundcore Liberty4は2020年代に登場したイヤホンの中でも、価格と性能に満足のいくノイズキャンセリング搭載のイヤホンです。
イヤホンの価格が日々高まるなか、このAnker Soundcore Liberty4は1万5,000円を切る価格です。
イヤホンの充電ケースが、片手でかんたん取り出せるように工夫されたスライドのフタになっているのも高ポイント。
音質も低域から高域まで解像度の高いサウンドを提供してくれるので、不満なく長く使い続けられるイヤホンです。



夏も冬も壊れることなく使い続けられたイヤホンでした。
Anker Soundcore Liberty Neo2|コスパ抜群


定価 | 5,990円 |
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再生時間 | 10時間 |
重さ | 片耳6g |
防水 | IPX7 |
ノイズキャンセリング | 無 |
- 5,000円台で買えるコスパ抜群イヤホン
- 雨・汗に負けない防水規格「IPX7」
- 動いても耳から落ちにくいイヤーウィング付き
5,000円台で買えるイヤホンを探しているなら、Anker Soundcore Liberty Neo2がおすすめです。
購入しやすい価格帯でありながら、IPX7と水の中に落としても壊れないほどの防水性能を持ちます。
耳から取れて落ちないように工夫された「イヤーウィング付き」と、至れり尽くせりのイヤホンです。
Anker Soundcore Liberty Neo2は、音量とともに音質は申し分なく、コスパ重視の方にも手に取りやすいです。



農業の現場で最初に定着したイヤホンでした。
Apple AirPodsPro2|予算あるなら一択


定価 | 39,800円 |
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再生時間 | 6時間 |
重さ | 片耳5.3g |
防水防塵 | IP54 |
ノイズキャンセリング | 有 |
- Apple公式のハイエンドイヤホン
- i-phoneとのシームレスな連携
- 充電ケース込みで連続30時間再生できる
Appleから発売されているAirPodsPro2は、4万円台を目前とするイヤホンでありながらもその価格に見合った快適な体験を提供してくれるイヤホンです。
ノイズキャンセリングの機能はトップクラスで、静寂のなかで農作業に没頭できます。
移植機や管理機などが駆動する騒音下でも、なんなく聴こえます。
充電ケースを併用すれば連続30時間も聞き続けられるため、予算のある人はAppleのAirPodsPro2を選べばまず間違いないでしょう。



失くさないようネックバンドを着けるのがおすすめ。
Shokz OpenFit2|耳をふさがないイヤホン


定価 | 25,880円 |
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再生時間 | 11時間 |
重さ | 片耳9.4g |
防水防塵 | IP55 |
ノイズキャンセリング | 無 |
- 耳にかけるだけで聴けるイヤホン
- 会話から周辺の異音にもすぐ気がつける
- IP55と汗水ホコリにも負けない
Shokz OpenFit2は耳をふさぐことなく、一般的なイヤホン同様に聴くことができる貴重なイヤホンです。
耳にかけるだけで使用でき、耳からポロッと落ちてしまうトラブルに悩まずすみます。
スポーツする人向けに作られたShokz OpenFit2は、その使いやすさだけでなく、防水・防塵にも耐性を持ちます。
外仕事がメインの農業とも相性バツグンのイヤホンです。



周囲の音もすぐにキャッチできます。
Sony LinkBubs S|唯一無二のフィット感


定価 | 26,400円 |
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再生時間 | 9時間 |
重さ | 片耳4.8g |
防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | 有 |
- 着けてるのを忘れる軽さとフィット感
- 着けたまま会話できる外音取り込み機能
- 使う場面に合わせて最適なサウンドを提供
Sony LinkBubs Sは、耳に入れていることを忘れてしまうほどの軽さフィットを実現したイヤホンです。
イヤホンの重量は片耳たったの4.8gと、本記事で紹介した製品のなかで一番の軽さを誇ります。
耳の穴にスッポリ収まるフォルムにより、外音のシャットアウトに優れています。
日本を代表するメーカーSonyだからこその音質と製品クオリティに、だれもが使い心地のよさに満足するでしょう。



着け疲れしないイヤホンです。
農作業で使うイヤホンを選ぶときのチェックポイント
農作業で使うイヤホンを選ぶときに優先して確認するポイントは、以下のとおりです。
防水・防塵性能をチェック


農作業に使うイヤホンは、IPX4以上の防水性能を持つ製品を選びましょう。農作業は自分の汗から急な雨、ハウスの湿気など、水気が多い現場仕事です。そのためイヤホンの防水性能は、ほぼ必須ともいえる仕様の1つ。
IPX4以上あれば、汗や雨に濡れても故障のリスクはグッと減ります。
また欲をいえば土ぼこりにも耐性をもつ、防塵性能もあると故障リスクはさらに下がります。
本記事で紹介したAppleのAirPods Pro2とShokzのOpenFit2は、防水・防塵性能を備えるイヤホンです。



予算感は人それぞれなので、あなたが無理なく買えるイヤホンを選びましょう。
連続再生時間をチェック


農作業は充電環境がないに等しいため、長時間聞き続けられるイヤホンを選びましょう。
5時間以上連続して再生できると心強いです。
本記事で紹介しているイヤホンはすべて、6時間以上再生できるスペックを誇ります。イヤホンケースの充電も合わせると丸一日持ちます。
また極端に安すぎるイヤホンや無名メーカーの製品は、表記されている時間よりも稼働しないこともしばしば。



信頼できるメーカーのイヤホンを選ぶほうがトータル損せずに済みます。
耳へのフィット感をチェック


動き回る農作業では、耳にフィットするイヤホンを選ぶことも大切です。
一方イヤホンを試着する機会はあまりないため、装着感はAmazonや楽天のレビューを参考にするのがよいでしょう。
またイヤホンによっては耳の穴へ入れる部分のパーツ「イヤーピース」がS・M・Lのようにサイズごとに分かれて、付属しているモノもあります。
イヤーピースによってもイヤホンのフィット感はかなり変わるので、イヤーピースのサイズバリエーションもチェックしましょう。



AnkerのSoundcore Liberty4は、4サイズのイヤーピースが付いてきます。
ノイズキャンセリングの有無をチェック


ノイズキャンセリングは、農機具の騒音をカットしてくれます。
大きなエンジン音を聞き続けること自体、耳によくありません。
騒音によるストレスを減らす面でも、ノイズキャンセリングのイヤホンは耳栓よりも役に立つアイテムになります。
ただし機械を使った農作業では、異音を聞き分けるスキルも重要です。



機械の異音は不調を知らせる声です。
なのでノイズキャンセリング搭載のイヤホンで音楽や音声を聞く場合は、周りの音をキャッチできるくらいの音量にとどめておくように調整しましょう。
音声アシストや通話に対応しているかチェック


両手がふさがる農作業では、音声アシストやハンズフリー通話に対応したイヤホンが活躍します。
話しかけるだけで選曲や通話ができ、スマートフォンに直接触れる必要がありません。



手袋を外す手間がなく、非常に便利です。
購入前にはマイクの性能や対応するスマートフォン、通話品質などを確認し、快適な作業環境を手に入れましょう。
イヤホンが活躍する農作業
イヤホンが手放せなくなる農作業は、次のとおりです。
畑の除草作業


畑の除草作業においてイヤホンはほぼ必須のアイテムです。
単調な除草作業はイヤホンを着けてあなたの好きな音楽やラジオを聴くだけで、精神的な負担や疲労がかなり和らぎます。



特に手による草取りは自分との戦いです。
モチベーションを高めるためにも、イヤホンを着けて作業することは長く農業を続けるための知恵とも言えるでしょう。
作物の定植作業


畑へ淡々と苗を植える定植作業も、イヤホンと相性抜群です。
農作業は基本的に自分のやる気を落とさないことがポイントです。
定植時は一緒にいるスタッフと話しながら植えていくのもありなのですが、作業量は大幅に落ちます。
仕事量にも直結することから、作業中はイヤホンを着けて目の前の仕事に打ち込むほうが、休憩時間や休日の増加につながるかもしれません。
ダンボール作り


ダンボール作りでもイヤホンは大活躍します。
テープカッターを使ってダンボールを作っていくなか、テープを伸ばすときの「ビーッ!」という音はなかなかにウルサいことをご存知でしょう。
イヤホンを付ければ外音をシャットアウトできるため、テープのイヤな音に悩まずすみます。
ダンボール作りの時間を活かして、YouTubeやAudibleを聴いて情報をインプットするのも1つです。



Audibleでは話題の農業の書籍も配信しています。


トラクター作業


畑を耕うんする作業が大半のトラクターでも、イヤホンは大いに役立ちます。
ロータリーを回している時は、スマートフォンへのお知らせに気づかないことも多いでしょう。
イヤホンを着けていればお知らせにすぐ気づけることに加え、作業しながら通話することも可能です。
ただ機械を使う農作業全般にいえることなのですが、機械が動く音は常に気にしておく必要があります。トラクターの負荷や故障などの異変は、駆動音やエンジン音に現れることが多いからです。



イヤホンで音楽を聴く場合にも、外音が聞こえるくらいの音量に設定しましょう。
背負いの散布機による追肥作業


畝をひたすらに行ったり来たりする追肥作業においても、イヤホンは精神的な疲労を軽減してくれます。
畝に落とす肥料の量を目視しながらひたすら歩く。これほど自分と向き合う農作業もなかなかにありません。加えて背負いの散布機を使う追肥作業は、肩・背中・腰・脚・足の裏などと、多くの箇所にダメージを蓄積します。
イヤホンを着けながらradikoやSpotifyなどのポッドキャストを聴くことで、過酷な追肥作業に感じる負担も大きく変わります。



おかげでNACK5リスナーに仕上がってしまいました。
農作業で使うイヤホンを選ぶときの注意点
農作業で使うイヤホンを選ぶときの注意点は以下のとおりです。
保証期間とサポート範囲


農作業に使うイヤホンを選ぶときは、保証期間とともにサポートの範囲もチェックしましょう。
保証があれば万が一故障することがあった場合にも、無償で交換してくれることがあります。



本記事で紹介しているイヤホンはどれも保証期間が一年以上あります。
なかでもAnkerのSoundcore Liberty4とSoundcore Liberty Neo2の保証期間は、18カ月と長めです。
ただし自分で落としたり傷つけたりした場合は、どのメーカーも保証対象外となる可能性が高いので注意が必要です。
安すぎる、高すぎるイヤホンは選ばない


極端に安すぎる、高すぎるイヤホンは選ばないようにしましょう。
数百円から千円ほどで買えるイヤホンは、使い勝手が悪いことがほとんどです。
一方で高すぎると仮に失くしてしまった場合のダメージが大きくなります。
なので安くても5,000円、高くて1〜3万円のラインで買えるイヤホンを選ぶのがおすすめです。



5,000円台で買えるイヤホンなら、Anker Soundcore Liberty Neo2がおすすめです。
有線イヤホンは引っかけトラブルに注意


Bluetoothのワイヤレスイヤホンが主流になってきた現代においても、まだまだ有線イヤホンは使われています。
バッテリー切れがない有線イヤホンですが、農作業においては木や草、機械などに引っかけてしまい、思わぬトラブルにもつながりかねません。
たとえば、ふと線をひっかけたことでスマートフォンが引っ張り出され、落下する恐れもあるでしょう。



汎用性の面でもワイヤレスイヤホンは快適な農作業の環境を提供してくれます。
農作業のイヤホンによくある質問
農作業のイヤホンによくある質問は以下のとおりです。
イヤホンは農作業で汚れても大丈夫?
イヤホンが土に埋もれてトラクターに耕されない限り、壊れる心配はあまりないでしょう。
イヤホンが汚れた場合は、アルコールを含むウェットティッシュで拭く程度でOKです。



水洗いするのはおすすめしません。
またイヤホンを汚さない方法では、サンシェード付きの帽子やタオルで耳周りをカバーできると土ぼこりからの汚れを防げます。
帽子リンク
イヤホン着けてるときに気をつけることは?
イヤホン着けてるときは周りへの注意がおろそかになることもあるので、使う場面は吟味しましょう。
たとえば親方や先輩スタッフに教えてもらっている時、あなたより後から入ってきた人とコミュニケーションをとる時などはイヤホンは外すほうが好ましいです。



シンプルに失礼に感じられるからです。
イヤホンは黙々と個人プレーとなる農作業の場面で使いましょう。
イヤホンはトラクターや管理機などの騒音下でも聞こえる?
ノイズキャンセリング機能を持つイヤホンなら、大音量にせずとも快適な音量で聞き続けられます。
本記事で紹介したイヤホンのなかでも優れたノイズキャンセリング機能を持つのが、AppleのAirPodsPro2です。
価格は3万円超えとなるのですが、その値段に見合った性能を提供してくれます。



予算の兼ね合いで難しければ、AnkerやSonyのイヤホンを選んでも損することはありません。
イヤホン着けて快適農作業


農作業は自分との戦いが大半を占めます。いかに自分のモチベーションを落とさずに続けられるかが、農業を続けていく上でのコツになります。
本記事で紹介した中でもコスパと性能に優れたイヤホンが、AnkerのSoundcore Liberty4です。
定価は1万4,990円とあるのですが、Amazonや楽天などのショップによっては1万2〜3,000円で手に入るチャンスも多くあります。
イヤホン着けてあなたのお気に入りの音楽やポッドキャストを農作業のお供にして、楽しめる要素をプラスしていきましょう。




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