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キュウリがネコブセンチュウにやられていた

キュウリ栽培の経緯について
今年の夏は、キュウリを2株育てていました。
そして片方の苗は、生育初期にアブラムシにちょっとやられたんですね。
そのせいか、生育があまりよくない原因はきっとアブラムシだとふんでいました。
元気な方のキュウリからは毎日1本づつ収穫できるのですが、生育の悪い方は3日1本程度かつ、だんだん元気がなくなっていくという……
取れるキュウリもすっごい丸まったような形をしたものばかり。
そしてうどん粉病にもなっていたので、撤退すべく生育の悪いキュウリを抜いたら、根にコブがメチャできてたんです。

キュウリを襲ったのはネコブセンチュウだった

ネコブセンチュウってどんなヤツ?
ネコブセンチュウとは、土の中に住む、目に見えないほど小さな(1mm以下)寄生虫です。
この虫がキュウリの根に寄生して、養分を吸い取ってしまいます。
ネコブセンチュウによるキュウリの被害主な症状
ネコブセンチュウによるキュウリへの被害は次のような感じです。
- 日中の暑い時間帯に、水不足でもないのに葉や茎がぐったりと萎れる
- 生育が全体的に悪くなり、実の付きも悪くなる
ひどくなると茎や葉など植物体の全体が枯れてしまいます。
根に大小さまざまな「コブ」がたくさんできていたら、ネコブセンチュウの被害で間違いありません。
ネコブセンチュウが発生する要因
一概にこれと断言するのは難しいですが、キュウリやトマト、ナスなどの野菜を育てていると、土の中でセンチュウが増えやすい環境になります。
水はけが良すぎる砂質の土壌や、火山灰土壌で発生しやすい傾向もあります。
気温が高い夏(25℃以上)に活動が最も活発になるので、ネコブセンチュウは夏野菜にとっての大敵です。
ネコブセンチュウへの対策
作物がネコブセンチュウの被害に遭ってしまった場合、植物丸ごと処分するしかありません。
また植えてあった土の中にもネコブセンチュウは潜んでいるので、太陽熱による消毒・殺菌。もしくはネコブセンチュウを減らすことに期待できる、マリーゴールドや緑肥を育てるのも一つです。
合わせて、マメ科やネギなどを植えるのも有効ですね。
ネコブセンチュウ対策に使える農薬
ネコブセンチュウの対策に使える農薬は、ネマトリンエース粒剤やネマキック粒剤など挙げられます。これらの農薬は殺虫剤に該当します。
有効成分となるのは、イミシアホスという成分です。
イミシアホスは、有機リン系の殺線虫剤になります。
定植する前に撒くタイプの粒剤です。
片方のキュウリはなんとか生きているので、このまま様子収穫できるかを様子見していきたいです。
現在の家庭菜園の様子

現在はミニトマトも収穫ステージにあるのですが、タバコガの幼虫が食い荒らしてきています。またカリウム欠乏のような症状も見られます。
またトマトを育てるなら、雨よけ栽培が一番いいかもしれません。
やはり雨風にあたっていると、せっかく育ってきたトマトが落ちる確率が高まります。
こちらも実がならなくなったら撤去します。
裏では長ネギを新たに植えて育てている。
長ネギは過去に50アールほどやったことがあるのですが、その時の記憶はほぼ無くなっていますね。
植えた長ネギは「一翠太(いっすいふと)」という、カネコ種苗の品種です。

この時期に植えて育つのか、そして食べられるのか分かりませんが、とりあえずやってみます。
8月あたりにはまた新たな作物の植え付けをしたいですね。その前に一度堆肥と菌を散布したほうがいいかもしれない、ボクの畑。
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