【週末農業】畑を借りる方法|個人OK!元農家がポイント解説

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ベランダで野菜を育てているけど、狭くて困っている…

農家じゃなくても畑は借りられるの?

結論、シェア畑や市民農園を活用すれば、畑は誰でも借りられます

農家である資格や不動産の手続きなどは、一切ありません。

この記事を読めば、手間なく簡単に畑を借りる方法がわかります。

この記事でわかること
  • 農家以外の人が畑を借りる方法
  • 畑を借りるメリット・デメリット
  • 畑を借りた場合の管理のコツ
  • 畑を借りるのにかかる費用・相場
  • 畑を借りる前に見学する重要性

畑を借りれば、庭付きのアパートやマンションへ引っ越す手間がないことに加え、戸建てを購入する必要もありません。

はじめ

この記事を通して、あなたの農業ライフを実現するお手伝いをさせてください。

ライター:相馬はじめ

  • 農業法人に8年間勤務
  • 現場リーダー兼SNS運用担当
  • 得意な作物:キャベツ・白菜・じゃがいも・米・麦・そば
目次

畑を借りる3つの方法

畑を借りる3つの方法イラスト

畑を借りる方法は以下のとおりです。

上記の方法を紹介します。

【シェア畑】を利用する

作物の収穫中の女性が男性から話しをされている写真

畑をもっとも簡単に借りれるのが【シェア畑】です。

【シェア畑】はサラリーマンや主婦など職種を問わず、誰でも気軽に畑を借りることができるサービスです。

【シェア畑】は畑を借りる以外にも、以下のようなサービスを提供しています。

  • 作物のタネや苗を用意している
  • 有機質の肥料を取り揃えている
  • 畑を耕すのに必要なクワやスコップなども完備している

畑を借りるには、地主を見つけたり農業することを証明したりする手間が本来はあります。

しかし、【シェア畑】なら現地を見学して気に入れば、申し込み手続きをしてすぐに借りることができるのです。

はじめ

初心者向けのセミナーも定期的に開催しています。

市民農園の抽選を受ける

市民農園は、市区町村が管理して貸している畑です。

借りる費用が安く、使える土地も広いため、農業をマイペースにはじめたい人から本格的な趣味とする人にまで人気の畑となっています。

そのため、人口とともに応募数が多い市区町村では抽選となり、当たらなければ畑を借りることはできません

一例として、2023年練馬区の抽選倍率は、平均して約1.69倍であることが判明しています。
参考:練馬区立区民農園

はじめ

抽選に外れた場合に借りることができるのは、次の一次募集(長いと来年)、もしくは二次募集です。

加えて、市民農園の場合タネや苗、栽培に必要な道具などはすべて自分で用意するため、手間や準備費用がかかります。

畑を安く借りたい人は、今お住まいの地方自治体の公式サイトをチェックしてみましょう。

畑を持つ知り合いの人から借りる

知り合いに畑を余らせている人がいれば、声をかけて貸してもらえるか聞いてみるのも1つの手段です。

はじめ

地方では農地を余らせている人がいます。

家族の知り合いや友人などに「農地を持っている人はいないか?」と、聞いて回る方法もあります。

一方で、農家の知り合いがない、借りることは難しいのが現実です。

知り合いに農家がいないなら、【シェア畑】や市民農園を利用する方が手軽かつラクに借りられます。

畑を借りて農業を始めるメリット7選

畑を借りて農業を始めるメリット7選イラスト

畑を借りて農業を始めるメリットは以下の7つです。

1つずつ解説します。

初期費用が安い

【シェア畑】や市民農園で畑を借りれば、初期費用を抑えて農業を始められます。

土地の購入には資金をためたりや複雑な手続きしたりする必要がありますが、【シェア畑】や市民農園を利用して借りれば、コストを大幅に削減できます。

はじめ

すでに畑として整備されているため、一から開拓する必要もありません。

また、【シェア畑】では場所によって「菜園アドバイザー」が配属されており、初心者でも教えてもらいながら農業を始められます

家族や友人と一緒に農作業できる

女性と子供が一緒にさつまいもをを収穫している写真

借りた畑では、夫婦やお子さん、親しい友人など、あなたの大切な人と一緒に農作業を楽しめます

収穫時期は新たなライフイベントの1つになり、大切な人と楽しい時間を共有できるでしょう。

はじめ

【シェア畑】なら家族や友人を連れてきてもOKです。

一方、市民農園は市区町村ごとにルールがあり、友人や知人の入園を禁止している場合があります

そのため、高い自由度を持つ畑を借りるなら、【シェア畑】を選ぶことがおすすめです。

運動不足解消・ストレス発散になる

畑を借りて農業すると、運動不足の解消・ストレス発散など、日頃の疲れをリフレッシュできる習慣が身につきます。

主な理由は以下のとおりです。

  • 太陽の下で行う農作業はカラダと気持ちに元気を与える
  • 畑を耕したり作物を手入れしたりするついでに体が動かせる
  • 「自分で野菜を作れた」という達成感により自己肯定感が向上する
はじめ

休日インドア派な人にもカラダを動かすキッカケとなります。

畑を手入れしたり作物を収穫したりすることによる、思いがけないストレス解消にあなたは病みつきになるでしょう。

ライフスタイルを変えずに農業できる

女性2人が畑でじゃがいもを収穫楽しんでいる写真

畑を借りれば、サラリーマンや主婦など職業や環境を問わず、気軽に農業が始められます。

はじめ

農業を始めるには、脱サラや独立する必要があると思われることもしばしば。

【シェア畑】や市民農園を利用すれば、ライフスタイルを大きく変えずにあなたが作りたかった野菜や穀物を栽培できる環境を手に入れられます

いつもの日常に”農業”という新たな色が加わることで、充実した休日やスキマ時間を過ごせるでしょう。

狭いベランダやプランターから卒業できる

畑を借りれば、プランターが置かれた足の踏み場のないベランダから卒業できます

規模を広げられるため、より本格的な作物づくりも始められます。

たとえば、スイカやかぼちゃなどのスペースを必要とする作物にも取り組むことが可能です。

はじめ

自宅アパートやマンションのベランダが手狭に感じている人は、畑を借りることを検討してみましょう。

同じ価値観を持つ人と交流できる場になる

男女がともに協力して農作業している写真

畑を借りるメリットになるのが、同じ価値観を持つ人と交流できるチャンスが増えることです。

農業に興味のない友人や知人、同僚に対して、話題にしてもよいのか悩むことがあるでしょう。

【シェア畑】や市民農園を利用する人周りの人は、農業に興味を持つ人がほとんどのため、普段話せない野菜作りの相談や家庭菜園の雑談が気軽にできるのです。

はじめ

畑を借りた際には、隣で作業している人に挨拶をしながら、交流の輪も広げていきましょう。

庭を持たないアパートやマンションへ住む人におすすめ

自宅に庭を持たないアパートやマンションに住む人は、畑を借りるのがおすすめです。

アパートやマンションに住む人が抱えるよくある悩みは、以下のとおりです。

  • ベランダしかスペースがなく狭い
  • 虫を寄せ付けてしまい洗濯物に入り込む
  • 隣や上下階の人の目を気にする必要がある

上記のような悩みは、【シェア畑】や市民農園で畑を借りるだけで解決できます。

畑を借りれば、庭付きのアパートやマンション探しにも苦労せず、ローンを組んで家を買う必要もありません

ベランダ菜園を窮屈に思う人は、【シェア畑】や市民農園で畑を借りることを検討してみましょう。

畑を借りるときに起こるデメリット

畑を借りるときに起こるデメリットイラスト

畑を借りる際に起こるデメリットは以下のとおりです。

デメリットに触れながら、いい点についても紹介します。

維持費がかかる

畑を借りる場合、維持費がかかることはやむを得ません

市民農園であれば一ヶ月あたり400円からと、安く借りることが可能です。

【シェア畑】は一年契約かつ一括払いとなり、月換算すると約8,000円(※)かかります。
(※場所は練馬桜台)

はじめ

加えて、入会金として別途11,000円必要です。

安さを重視するなら「市民農園」一択です。

一方【シェア畑】は、畑とともに野菜のタネや苗、肥料、パイプなどの必要資材をすべて用意しており、手ぶらで通えます。

あなたの予算や手間に対する優先順位を検討して、マイペースに続けやすい畑を借りることを選ぶのが大切です。

通うのが手間になる

あくびしながらめんどくさそうにしている女性の写真

借りた畑が自宅のアパートやマンションから離れていると、通うのが手間になります。

そのため、あなたの住むところから近い【シェア畑】・市民農園を見つけることが、利便性を高めるコツです。

また、市民農園では、車での来園を禁止している市区町村もあります。

はじめ

【シェア畑】のほとんどは駐車場を完備しており、車を持つ人にも通いやすい環境を用意しています。

利用スペースが狭い

借りる畑によっては、利用スペースが想像しているよりも「せまい」と感じることがあるでしょう。

はじめ

なので、畑を借りる前にあなたの目で現場をチェックすることはかかせません。

シェア畑では、畑の見学にあわせて体験までできるイベントを開催しています。

畑をいきなり借りるのはハードルが高いため、【シェア畑】の見学を予約して確かめるのがおすすめです。

ルールによっては自由度が低くなる

イエローカードを掲げる女児の写真

借りた畑のルールは、市区町村によって異なります。

たとえば、練馬区の市民農園では、車での来園は一切禁止であることが表記されています。
参考:練馬区立区民農園|区民農園の概要および一覧

はじめ

肥料を使用する際には異臭が生じないよう配慮するなど、周りへの配慮が求められますよ。

畑を借りる場合にも、公共の場であることを忘れてはなりません

畑ごとに決められたルールを守りながら、周りの人にも配慮することでお互いが気持ちよく農作業できます。

借りた畑を管理する3つのコツ

借りた畑を管理する3つのコツ イラスト

借りた畑を管理するコツは以下の3つです。

それぞれ詳しく解説します。

シーズンごとに通う頻度の目安を把握しておく

借りた畑に通う頻度は、栽培する作物や時期によって異なります。

シーズンごとに通う頻度の目安は以下のとおりです。

通う頻度
3〜5月2〜4回
6〜8月4〜6回
9〜11月3〜5回
12〜2月1〜2回

収穫時期となる6〜10月は、必然と通う回数が多くなります

はじめ

夏場は気温が高く、草取りや水やりをこまめにすることが欠かせません。

市民農園の場合、畑の管理はすべて自分の責任になります。

一方【シェア畑】なら、夏の時期を除けば、週1で通うことも可能です。

また、仕事や家事などが忙しく畑を訪れることが難しい人のために、畑を管理してくれるプランも用意しています。

土づくりや畑の手入れ方法について理解しておく

クワを使って畑を耕す女性の写真

借りた畑で作物を収穫するために、土づくりや手入れ方法について理解しておきましょう。

土づくりの流れは以下のとおりです。

  • 土壌のpH(ペーハー)値を確認する。
    6.0〜7.0の中性が基本です。
  • 堆肥や腐葉土を撒いて土壌の質を向上させる。
    有機質の肥料は土壌改善にうってつけです。
  • 肥料を散布する。
    窒素・リン・カリウムを含む肥料を使用します。
  • 石灰を散布する。
    酸性値を調整するために散布します。
  • 土を耕す。
    スコップやクワを使って深さ20〜30cmを目安に耕します。

上記は土づくりの基本です。

はじめ

作物を植える時期や品種によっては、マルチシートを地面に貼ることがあります。

また、畑にタネをまいてから収穫するには、草取りや追肥作業などがかかせません

農薬に頼らず病害虫を発生させない方法を知っておく

畑を借りて野菜を作るときに悩むトラブルが、病害虫による被害です。

さまざまな農薬がありますが、【シェア畑】や市民農園では農薬を使うのは基本NGだと認識しておきましょう。

はじめ

あなたが借りている畑の周りには、他の人の作物があることも忘れてはなりません。

利用上のルールを理解せず、農薬を使用してしまうとトラブルを引き起こしてしまうことも。

そのため、病害虫への対策法としては以下のようなことを実践しましょう。

  • 雑草はこまめに抜く
  • 農作物に虫がいたら処理する
  • 木酢酢やお酢などの無農薬アイテムを使用する

また、病害虫に自分ではどうしても対処できない場合は、畑を貸りている管理団体に相談するのも1つの手段です。

畑を借りるのにかかる月額費用|東京都練馬区で比較してみた

畑を借りるのにかかる月額費用|東京都練馬区で比較してみた イラスト

ここでは、東京都練馬区で畑を借りたときの月額費用を紹介します。

結論は以下のとおりです。

シェア畑
  • 民間企業が運営しているため料金設定は高め。
  • サポート体制が充実していて農業初心者にも利用しやすい。
市民農園
  • 利用料金が安い
  • 抽選倍率が高く当選しないと畑を借りられない。

費用面に触れながら、いいところ・いまいちなところについても紹介します。

シェア畑|3㎡:8,000円

東京都練馬区桜台の【シェア畑】では、3㎡の畑を借りるのに月換算すると8,000円かかります。

3㎡は畳を2枚敷いたくらいの広さです。
イメージとしては、ワンルームアパートのキッチンスペースです。

さらに、初回は入会金として11,000円必要になります。

一方【シェア畑】は野菜のタネや苗、農機具から肥料までと、農業に必要な資材をすべて用意しています。

はじめ

「菜園アドバイザー」に栽培するコツなどを相談することも可能です。

【シェア畑】は野菜を育てたことのない初心者や週末農業を楽しみたい人にとって、サービスと価格が見合っていることを実感するでしょう。

市民農園|15㎡:400円

東京都練馬区の市民農園は、1ヶ月あたり400円で借りられます。

休憩施設となるクラブハウスが併設している場所であっても、月1,600円と安く畑を借りられるのです。

15㎡は畳9枚分のスペースになります。
マンションのリビングほどの広さです。

市区町村が運営しているからこそ実現しているラインナップです。

畑を広々と使えることから、あなたがこれまでに作りたかった農作物を思いのままに栽培できるでしょう。

しかし、市民農園には以下のようなデメリットもあります。

  • 自分でタネや苗、道具や肥料などを購入して持っていく必要がある
  • 抽選にハズレると、再度一次・二次募集を待たなければならない
  • 面積が広いため、作物や雑草の管理、収穫に追われやすい
はじめ

料金が安く広い畑を借りたい人に市民農園はおすすめです。

一方で、管理する手間や来園時の持ち物を用意するのを手間に感じる人は、【シェア畑】と市民農園を比較しながら検討してみてください。

畑を借りるときによくある質問3選

畑を借りるときによくある質問3選 イラスト

畑を借りるときによく聞かれる質問は以下の3つです。

それぞれ回答していきます。

【シェア畑】を借りるのに条件はありますか?

【シェア畑】を借りる条件は以下のとおりです。

  • 公式サイトからオンライン説明会を予約する
  • オンライン説明会にて畑を見学する日時を決める
  • 畑を見学後、借りる場合は契約手続きを進めて完了

オンライン説明会を利用せずに、現地を見学して契約することも可能です

しかし、サービスの概要や契約に関する詳細について知っておくほうが、双方のすれ違いを引き起こさずに済みます。

そのため、まずはオンライン説明会を予約して説明を受けて、納得したら現地を見学しましょう。

はじめ

オンラインでの説明なら、自宅やカフェなど場所を選ばず話しが聞けるため、時間をムダにすることもありません。

一般の人が畑を借りる方法はありますか?

結論、農家以外の人が畑を借りるなら、【シェア畑】や市民農園を利用するのがオススメです。

農地を本格的に借りる場合、不動産手続きをすることに加え、利用計画書などを提出しなければなりません

はじめ

新規就農して農業を始めるときは、自分専用の畑を借りる必要があります。

そのため、野菜を自分で育てて収穫してみたいという人は、【シェア畑】や市民農園で畑を借りる方が、手軽で費用も安く済みます。

借りた畑を辞めるときはどうすればいいですか?

【シェア畑】であれば、辞めることを書面にて3か月前に通達する必要があります。

市民農園の場合は「農園利用辞退に関する書類」を市区町村に提出します。

畑を返却する段取りは借りるところによって異なり、多くの場合、原状回復として更地にすることが求められます

はじめ

畑を返す方法については、契約前の段階で質問して、違約金や段取りを確認しておくのがベストです。

まとめ|畑を借りるなら【シェア畑を見学するのがおすすめ】

まとめ|畑を借りる前にシェア畑を見学するのがおすすめ イラスト

畑を借りるなら、一度見学してから検討しましょう。

畑へのアクセス・実際の畑の様子などを見ずに借りてしまうと、後悔するリスクを上げてしまいます。

はじめ

私は、あなたが畑を借りるのに失敗して欲しくないのです。

【シェア畑】なら、畑を借りる前に見学できます。

現地の見学以外に加えて、オンライン説明会も用意しています

シェア畑のオンライン説明会の予約は「公式サイトにて日時を選択するだけ」と簡単。

「説明を聞いてみたい!」と、思った人は【シェア畑】の公式サイトをチェックしてみましょう。

農作業におすすめの長靴」や「農業に特化した免許」についても紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

はじめのアバター はじめ 専業Webライター

■農業法人に8年間勤務
■作物の生産から収穫、出荷までの作業をすべて担当
■キャベツ、白菜、じゃがいも、米、麦、そばを経験

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